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ひねもすのたりのたりの暮らし方

ひねもすのたりのたりの暮らし方

発見から入院まで

発見から入院まで

2009-02-04   人間ドック
約1年半ぶりに健康診断を受けた。
それまでは個人病院で、エコー、胃カメラ、血液検査、レントゲン、尿検査、心電図、血圧の検査を受けていた。

今回初めて大きな病院の日帰り人間ドックを受診することにした。
身長・体重・血圧・眼底検査・聴力・血液検査・大腸がん(検便)・尿検査・心電図・呼吸機能検査・腹部超音波検査・胃カメラ・骨密度検査・乳がん検査を受けた。

人間ドック開始。
体重は増え、身長は縮み血圧は家で測るより高く、いいとこなしで始まった。
さらに血液検査で採取された自分の血を見るとなんだか綺麗ではない。

検査は順調にどんどん進み超音波検査で渋滞にはまった。半時間ほど待ってやっと終わる。

次は最大の難関?胃カメラである。
x線や超音波検査と同じフロアだが、ドアで仕切らた別室に入る。

今までの胃カメラの検査では眠っている間に全て終わっていたのだが、今回は麻酔無し。
カメラを飲み込むときが苦しいと聞いていたので相当の覚悟をしていた。

胃カメラを通常径、細径、経鼻内視鏡(鼻から入れる)の3種類から選ぶことができる。
しかし、細径、経鼻内視鏡は、通常径に比べると画像が劣るとのこと。
それで通常径に挑戦した。


先ず胃粘液を洗う?液体をコップ1杯飲まされた。
そしてのどの奥の麻酔液を注入。
看護師さんがタイマーをかける。
飲み込まずに3分待つのだぞ。とがんばった。
もう一度麻酔液を注入。
今度も3分待つ予定だったが、途中でむせてきて咳が出始めた。
看護師さんが「飲んでいいですよ」と言ってくれたので飲み込んだ。

次は肩に、胃の蠕動を止める注射だ。
左側を下にしてベッドに横になりマウスピースをくわえる。
画像を見たいのでメガネはかけたままだ。

さぁ、いよいよ始まり~。
カメラが口に入る。
「のどを通るときが苦しいよ。吐き出しそう(嘔吐感)になるよ。」といつも主人が言うので覚悟!!
ところが、思ったほど苦しくない。
わりとスッと入っていったように思う。(これあくまで私の感じ)
ゲップが出たけれど嘔吐感はなかった。
胃の中のどのあたりか、どういう状態なのか全然説明無しなのでよくわからない。
ただ、カメラが動いているのはお腹の中で感じる。
そして、胃の中は意外と綺麗じゃんと思った。


終わった後先生が、「胃はきれいで、食道にちょっと炎症があるけれど、まぁ心配ないでしょう」と。
ホッ!した。

麻酔無しの初めての内視鏡は成功!!無事終了である。

これで基本の日帰りドックは終わった。

しかし他にオプションで、骨密度と乳がん検診を受診することにしている。
子宮がん検診は子宮を持ち合わせていないのでパス。

この二つの検診は午後3時からの予約だったが、骨密度は今できるということで先にしてもらえた。

これで午前の部終了。

受付に行き手続きをすると、「午後の検診までお時間がありますので・・・」
と、昼食券を渡された。

驚き!
お昼は自前でと思っていたので、これはうれしいサービスだった。
しかし一人で時間をつぶすのに苦労をした。


最後の検診は乳がん検診だ。
乳がん検診は初めての検査である。
先ずマンモグラフィというX撮影。
これは痛いのなんのって、胃カメラを飲むよりつろうござった。

でも、マンモグラフィは40歳以上の無症状の人に対する乳がん検診の方法として非常に有用なんだそうである。

そして超音波でも調べた。
マンモグラフィと超音波の両方をすることでより正確に乳がんの発見ができるということである。

今回のドックで、診察、胸部レントゲン、胃カメラ以外は女性の技師や看護師さんたちだったのでよかったと思った。
マンモグラフィなんて男性だったらとてもいやだったと思う。


これで全ての検査は終わった。
乳がん検診と骨密度検査はオプションである。

会計で支払った額は
基本検査料(乳癌、骨密度検査をのぞく) \.68,250
乳がん検診(マンモグラフィー+超音波)  \.10,500
骨密度検査                 \. 5,250



2009-02-06  携帯がなる
昼前、出先で携帯がなった。
めったに鳴らない携帯電話。
電話帳に登録している番号ではない。
誰だろう?

先日人間ドックを受けた病院からだった。
右の腎臓に1.8センチほどの腫瘍らしきものがあるので、泌尿器科で受診して欲しいとのこと。
で、ドックを受けた病院の泌尿器科を紹介してもらうことにした。



2001年6月に個人病院での超音波検査の結果胃と腎臓に水の溜まりにある突起部があるのが気がかりなので3~6ヶ月ごとに、大きくなるか検査をした方がよいといわれたことがあった。
7月19日に少し大きい個人病院で造影剤を使ってCT検査。
やはり血腫があった。それも悪性の可能性大とのこと。
さらに8月27日、今度は手術も可能な横浜のK病院へ行くも、先の検査のCT資料などがないので、始めからやり直し。
8月29日CT検査をし、9月3日検査結果を聞く。
やはり先の検査と同じ結果で直径2.2センチほどの血の塊の壁から内側に細胞の詰まった塊があり、腎癌の疑いが高いと言われる。
周囲のリンパ節は腫れていないので今のところ腎臓の中にとどまっていると思われる。
急な進展はないとのことで9月25日にMR検査をすることになる。
この時点で、次は手術と諦めの境地に入っていた。

ところが、MR検査の翌日の診断で、「意外な結果になりました。放射線科の先生の所見では腫瘍ではなく血の塊とか。しかし出血しているというのは内側に何かできている可能性もあるので半年ごとに経過観察をしていき、大きくなれば手術をしましょう。」と言われホッとしたものだった。
2年ほどは検査に通ったが、大きくならなかったのでそれ以来ほりっぱなしだった。


多分この血腫が今回も見つかったのだと思った。
それも前回より小さいではないか。
と、高をくくっていた。




2009-02-09    疑い
この日の朝、人間ドックを受けた健康管理センターから紹介された泌尿器科を受診する。
予約無しの人は、待ち時間が2時間ほどと出ていたが、それほど待つ間もなく診察室へ呼ばれた。

ドックの画像を見てすぐ、「やはりこれはおかしいです。造影剤を入れてCT検査をし白黒はっきりさせましょう」と言われその日の午後CT検査をすることになった。


午後のCTまで時間があったのでアメリカ大使館を通り赤坂サカス、日枝神社などをぐるっとまわって散歩をし、コーヒーショップで時間をつぶした。

CT検査も時間の予約はないので予約の人の合間に呼ばれることになる。
ここも幸いそれほどの待ち時間もなく検査室に呼ばれた。
造影剤を入れるとき、医師が静脈注射をしたけれど看護師に「もう少し奥まで入れて」と言われていた。

造影剤が入ると口の中が熱くなり、顔からだんだん下の方へ向かって体が熱くなっていく。
腰の辺りにきたときはお漏らしをしたのではないかとちょっと不安になったり・・・

でもその熱さが引いていくのも結構早い。
まさに血の気が引くような感じ。

CT検査も無事終わり検査結果を16日に聞くことになった。




本日の支払い
再診料・検査料・画像診断料 9670円





2009-02-16   宣告
先週9日に受けたCT検査の結果を主人と一緒に聞きに行く。


右腎臓上極に径18mmの腫瘤がある。縁には嚢胞様の構造があり、外側よりに皮質相で比較的強く増強され、髄質相で増強硬貨がやや低下する充実性分があり腎癌に合致する。
撮影範囲にはリンパ節腫大や骨転移を示唆する所見は認めない。


というCT検査の結果で腎癌を宣告された。
ちょっと意味がわからないが・・・
とりあえず初期の腎癌ということだ。


この腎癌には抗癌剤も放射線治療も効果がないようで、手術が一番の治療法と言われた。
そして、先生方のミーティングでも手術がいいだろうとのことだったらしい。

そして、この手術だが、
18mmの大きさなので腎臓の部分切除と言うことも考えられるが、私の場合、腫瘤の縁に嚢胞があるので、部分切除の場合それが破れると癌細胞が広がってしまう恐れがある。
幸い左の腎臓は健康でしっかり働いているので腎臓を全摘した方がより安全である。
そして手術方法として、腹腔鏡手術と開腹手術があるが、全摘の場合は腹腔鏡でOK である。
そのほうが術後回復が早い。

など説明を受け、この癌は骨と肺に転移しやすい癌というので、その日にすぐ肺のCTを撮り、翌週には骨シンチの検査を受けることになった。




本日の支払い
再診料・画像診断料  2520円






2009-02-23   骨シンチ検査
今日は午後1時から骨シンチの検査だ。

腎癌は肺と骨に転移しやすいと言われている。
一週間前に肺の転移があるかどうかCT検査を受けた。
今日は骨に転移しているかどうかの検査である。

この検査は骨に集まる薬を注射して、悪性腫瘍の骨転移などを調べる検査だ。
骨に集まる薬は放射性薬品である。
なので核医学検査になる。


注射をして3~4時間して薬品が骨に集まると言うので午前9時半ごろに注射をする。
普通の注射器とは違って、四角い鉛色?のような注射器だ。
注射自体は普通の注射と同じ感じだった。

その後一度病院の外に出て時間をつぶし、1時少し前から検査が始まった。

検査は服を来たままベッドに横になる。
ベッドが移動しながら撮影していくのであるが、撮影機器が目の前まで下りてきてすごく圧迫感があった。
押しつぶされそうな感じであまり気分のよいものではない。
なので目をつぶることにした。
25分ぐらいかかる検査だそう。
その間動かないでくださいといわれた。

それでも無事にこの検査も終わった。



本日の支払い
画像診断料 15500円






2009-03-02    手術日決定
今朝、ラッシュを避けるため6時半ごろ家を出て電車に乗り病院に行った。
8時半の予約だが1時間前には着いてしまう。
それでいつものようにコーヒーショップでサンドイッチとアメリカンの朝食。

8時半になると、ちょっと緊張していたのか、胸がドキドキして胃が痛くなってくる。
順番待ちでこんな気分になるのは初めてのこと。
トイレに行きたいけど1番目の患者と言うことで我慢をしていた。
しかし最初に呼ばれたのは、次に待っている人だった。
その人は1分ほどで出てきていよいよ私の順番になった。

主人も一緒に診察室に入ってもらい、肺のCTと骨シンチの検査結果を聞く。
検査の結果どちらにも転移はないとのこと。

手術は腹腔鏡と回復手術どちらにするか。
と言われ、回復が早い腹腔鏡手術をお願いする。
しかし子宮筋腫の手術後、皮下脂肪と腸の癒着がある場合それは難しくなり開放手術になるとのこと。

「では手術日を決めましょう。いつがいいですか?」と言われて
「えっ?いつでもいいの??」と思ってしまった。

「いつでもいいです」と言うとノートを見ながらDr.Aは「じゃぁ3月19日にしましょう。入院は17日です。」と答えた。

診察が終わり看護師から今日のこれからの検査と入院申込書などの書類をもらった。
この後、体重・身長を測り、肺活量などの呼吸機能検査、心電図、レントゲン検査(腹部・胸部正面と側面)、血液検査(エイズ検査や止血時間も含む)を受けた。

そして入院申し込み。
4人部屋の窓側を希望し、第2希望は6人部屋、第3が二人部屋にした。



本日の支払い
再診療70、検査料1,370、画像診断料566、総点数2,006 
支払い計6,020円




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